PERCENTRANK.INC関数の使い方を説明します。
PERCENTRANK.INC関数は、セル範囲や配列中の値の順位を百分率で返す関数です。このとき、0%と100%も含めて結果を返します。
同様の機能を提供する関数として「PERCENTRANK関数」がありますが、こちらはExcel2007以前のバージョンとの互換性を考慮してありますので、以前のバージョンのExcelで使用する可能性がある場合は「PERCENTRANK関数」を使用してください。
使い方は下記で説明します「PERCENTRANK.INC関数」と同じです。
PERCENTRANK.INC関数の基本的な使い方
対応バージョン:Excel365 2019 2016 2013 2010
PERCENTRANK.INC関数の書式です。
=PERCENTRANK.INC(配列,値,[有効桁数])
※カッコ内の「配列,値,[有効桁数]」を引数といいます。
※引数〔[有効桁数]〕は省略できます。
引数の説明
- 配列:順位を求めるデータのセル範囲や配列を指定。
- 値:順位を求める値を指定。
- [有効桁数]:関数の戻り値を小数点以下何位まで求めるか指定。指定は数値で指定(例えば、「2」なら少数点以下2位まで求める)。省略可能。省略した場合は、小数点以下3位まで求めます。
配列にデータがない場合や、有効桁数<1 の場合はエラー値(#NUM!)が返されます。また、値が配列にない場合はデータの補間が行われます。
PERCENTRANK.INC関数の使用例
下記のサンプルは、試験の全体の成績のなか(100%のなか)で、該当の点数(B列)が何位になるかを求めています。

=PERCENTRANK.INC($B$2:$B$11,B2)
0は0%で1は100%になります。
結果のD列の書式をパーセントで書式設定すると以下のように表示できます。


PERCENTRANK.INC関数と同じ分類の関数
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