FACTDOUBLE関数は、指定した数値の二重階乗を求める関数です。
二重階乗は1つおきごとの階乗のことで、求め方は以下の通りです。
数値が偶数の場合は
n!!=n×(n-2)×(n-4)×…×4×2
数値が奇数の場合は
n!!=n×(n-2)×(n-4)×…×3×1
※数値は「n」、二重階乗は「!!」で表します。
なお、指定した数値の階乗(かい乗)を求める場合は、以下の記事を参照してください。
FACTDOUBLE関数の基本的な使い方
対応バージョン:Excel365 2019 2016 2013 2010
FACTDOUBLE関数の書式です。
=FACTDOUBLE(数値)
※カッコ内の「数値」を引数といいます。
※小数点以下の数値は切り捨てになります。
引数の説明
- 数値:二重階乗を求める数値を指定。
FACTDOUBLE関数の使用例
使い方はシンプルで、引数に二重階乗を求める整数値を指定するだけです。
下記サンプルのA列のそれぞれの行の数値の二重階乗をFACTDOUBLE関数で求め、C列に結果を表示しています。

例えば、上記5行目の数値4の二重階乗は「4!!=4×2×1」で計算し戻り値は「8」になり、6行目の数値5の二重階乗は「5!!=5×3×1」で計算しますので、戻り値は「15」になります。
引数に数値以外が指定されているとエラー値(#VALUE!)が返されます(7行目)。引数に負の数値を指定するとエラー値(#NUM!)が返されます(8行目)。
FACTDOUBLE関数と同じ分類の関数
FACTDOUBLE関数と同じ系列の関数は以下のページで探せます。