SHEET関数は、指定したワークシートの番号を求める関数です。
シートの番号は、シートの名前タブの左端を「1」とした連番になっています。そのため、SHEET関数の引数にシートの名前を指定することで、そのシートの左から数えた番号を求めることができます。
なお、ワークシートの数を求めたい場合は「SHEETS関数」を使ってください。
SHEET関数の基本的な使い方
対応バージョン:Excel365 2019 2016 2013 2010
SHEET関数の書式です。
=SHEEET([値])
※カッコ内の「[値]」を引数といいます。
引数の説明
- 〔[値]〕:シート番号を求める「シート名」を指定。省略も可能で、省略した場合はSHEET関数を入力したシートの番号が返ります
SHEET関数の使用例
B列にSHEET関数でシート番号を求めています。
C列には、どんな「SHEET関数」を入力したか「FORMULATEXT関数」を使い文字列として表示しています。

例の2~4行目は、SHEET関数の引数〔値〕に文字列でシート名を指定しています。結果は、それぞれ、北海道は「2」、青森県は「3」、岩手県は「4」とシート番号が求まっています。
5~8行目は、直接文字列でシート名を指定するのではなく、A列に入力してあるシート名を使ってシート番号を求めています。
SHEET関数の引数に直接セルを指定すると、指定したセルの含まれるシート番号が返されてしまうので、一旦「T関数」でセルに入力されている文字列を取り出し、取り出した文字列をSHEET関数の引数にすることでシート番号を求めています。
ここで上記の記述を整理します。
下記のように書くと、A5セルが含まれるシート番号が返る。この場合は「1」が返る。
=SHEET(A5)
T関数でセルの文字列を取り出し、SHEET関数の引数にすると正しいシート番号が求まる。
=SHEET(T(A5))
ブック内のシートは移動も削除も自由にできますが、シートの順番を変更したり削除した場合、シート番号も変更になりますので注意しましょう。
なお、「FORMULATEXT関数」は以下の記事を参照してください。
SHEET関数と同じ分類の関数
SHEET関数と同じ系列の関数は以下のページで探せます。