ISEVEN関数とISODD関数は、指定したセルの値が偶数か奇数かを調べて結果を返す関数です。
ISEVEN関数は指定したセルの値が2で割り切れる偶数なら「TRUE」を、2で割り切れない奇数なら「FALSE」を返します。ISODD関数は指定したセルの値が奇数なら「TRUE」を、偶数なら「FALSE」を返します。
IF関数と組合せて、IF関数の引数(論理式)に指定すれば、ISEVEN関数やISODD関数の戻り値に応じて処理を振り分けることができます。
ISEVEN関数とISODD関数の基本的な使い方
対応バージョン:Excel365 2019 2016 2013 2010
ISEVEN関数とISODD関数の書式です。
=ISEVEN(テストの対象)
=ISODD(テストの対象)
※カッコ内の「テストの対象」を引数といいます。
引数の説明
- 〔テストの対象〕:偶数か奇数かを調べるセルを指定
ISEVEN関数とISODD関数の使用例
下記のサンプルは、A列に入力してある値が偶数か奇数かを調べています。

=ISEVENN(A2)
=ISODD(A2)
9行目は数字のように見えますが、「’12345」と文字列として入力しています。結果は、ISEVEN関数は「FALSE(偶数以外)」、ISODD関数は「TRUE(奇数)」を返します。
〔テストの対象〕が半角全角の空白の場合はエラー(#VALUE!)となります。空のセル(内容が空のセル)の場合は、ISEVEN関数は「TRUE」、ISODD関数は「FALSE」を返します。
ISEVEN関数・ISODD関数と同じ分類の関数
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