RANK.EQ関数(RANK関数)の使い方:順位を求めるのに使う:Excel関数

RANK.EQ関数(RANK関数)の使い方:順位を求めるのに使う:Excel関数

RANQ.EQ関数は、順位を調べる際に使う関数です。

営業成績のランキングや、生徒の得点順位を簡単に調べることができます。

なお、Excel2010より前のExcelでは、順位を求めるときにRANK関数を使っていましたが、Excel2010からRANK関数に代わってRANK.EQ関数が利用できるようになりました。

以前のRANK関数も下位互換性のために今も残されていますが、以前のExcelを考慮する必要がないなら、RANK.EQ関数を使ってください。

RANK.EQ関数で順位を求める

対応バージョン:Excel365 2019 2016 2013 2010

RANK.EQ関数の書式は以下のようになります。

=RANK.EQ(数値,参照,順序)
※括弧内に指定する「数値,参照,順序」を”引数”といいます。

なお、下位互換性を維持するための「RANK関数」も書式は同じです。

=RANK(数値,参照,順序)

引数の説明

  • 引数〔数値〕:順位を調べる値を指定。
  • 引数〔参照〕:順位を求めるデータの範囲を指定。
  • 引数〔順序〕:昇順に順位を付ける場合は「0」、降順に順位を付ける場合は「1」を指定。

〔数値〕は〔参照〕の中に存在する数値である必要があります。一般的には、数値が入力されているセル番号を指定します。

〔参照〕は、数値が入力されているセル範囲を指定。このセル範囲を基に順位が決められます。

〔順序〕は、大きい順(昇順)に順位を付けるのか、小さい順(降順)に順位を付けるのかを指定します。この引数は省略できますが、省略した場合は「0」の昇順が指定されたとみなします。

営業成績で順位を付ける

実際のサンプルで使い方を解説します。

RANQ.EQ関数の使い方

今回のサンプルでやりたいことは、従業員ごとの今月の営業実績から、契約件数の多かった順位と、逆に少なかった順位をランキング形式で求めることです。

上記のサンプルでは、E3セルに以下の関数式を入力しています。

=RANK.EQ(B3,$B$3:$B$11,0)

サンプルのE列には、契約件数の多かった順位を表示したいので、引数〔順序〕には昇順(0)を指定。〔順序〕引数は、省略すると「0」を指定したことになるので、この場合は省略可能です。

関数式の指定内容

  • 数値: 順位を求める数値が入力されているセル「B3」を指定。上記①の部分。
  • 参照: 順位を決める基となるセル範囲を絶対参照形式で「$B$3:$B$11」と指定。上記②の部分。
  • 順序: 大きい順に順位を付けるので「0」(昇順)を指定。

参照で、セルの先頭に「$」マークを付けた絶対参照は、数式を他のセルにコピーしてもセル参照を変更されなくするためです。参照は「B3:B11」で固定されるため。

数式が完成したら、後は「E4:E11」までのセルに数式をコピーするだけです。

次に、契約件数の少ない順に順位を付ける場合は、引数〔順序〕に「1」(降順)を指定。引数〔参照は〕は昇順の場合と同じ。引数〔数値〕も昇順の場合と同じです。

=RANK.EQ(B3,$B$3:$B$11,1)

同じ数値は順位も同じになる

RANK.EQ関数では、同じ数値には同じ順位が付けられます。

上記のサンプルでも、契約件数20が2回出現しています。順位は共に6位となり、次が8位(7位ではない)というように順位付けされます。

数値が空白の場合はエラーになる

引数〔数値〕の値が空白の場合はエラー(#N/A)が表示されます。上記サンプルの③の部分です。

「セルの中身が空白だから順位を計算できない!」というエラーなのですが、その他の順位に特段影響を及ぼしませんので、見た目の問題を除けば、このままでもかいません。

しかし、この順位表を複数の人と共有するとか、どこかに提出するといった場合は、エラーを適切に処理する必要があります。

そういう場合はIFERROR関数を使い、エラーとなった場合は順位に「順位外」とか「契約件数なし」、もしくは「””(空白にする)」表示するという対処をしてください。

IFERROR関数の書式は「=IFERROR(値,エラー時の値)」ですから、〔値〕にRANK.EQ関数を書いて、〔エラー時の値〕に表示させたい値(メッセージ)を書きます。

=IFERROR
(RANK.EQ(B3,$B$3:$B$11,1),”順位外”)

同じ順位を平均値で表示するRANK.AVG関数

順位を求める関数には、前述したRANK.EQ関数(RANK関数)の他にRANK.AVG関数があります。この関数も、Excel2010からRANK.EQ関数と共に提供された関数です。

関数名が違うだけで、書式も引数もRANK.EQ関数と同じです。

RANK.EQ関数は、同じ順位だった場合に「1,2,2,4…」というように表示されますが、RANK.AVG関数は順位が平均値で表示されます。先ほどの例なら、「1,2.5,2.5,4…」というような表示になります。

よって、より精度の高い順位が必要な場合にはRANK.AVG関数を利用するといいでしょう。

RANQ.AVG関数の使い方

注意点としては、順位を表示するセルエリアの書式は「標準」としてください。セルの書式が「数値」に設定されている場合、小数点以下の数値が表示されない場合がありますので要注意です。

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