AND関数とOR関数の使い方:複数の条件と一致するかを調べる:Excel関数

AND関数とOR関数の使い方:複数の条件と一致するかを調べる:Excel関数

複数の条件と一致するかを調べる場合は、AND関数やOR関数が使えます。

複数の条件のすべてと一致するかを調べる場合はAND関数を使い、いずれかの条件に合うかを調べる場合はOR関数を使います。

ただし、AND関数もOR関数もTRUE(真)かFALSE(偽)を返すだけなので、真偽を判定し、それによって異なる処理をしたい場合は、IF関数と組み合わせて使ってください。

AND関数は複数の条件の全てと一致するかを調べる

対応バージョン:Excel365 2019 2016 2013 2010

AND関数の書式は以下のようになります。

=AND(論理式1,論理式2,論理式3,…,論理式255)
※括弧内に指定する「論理式1,論理式2,論理式3,…」を”引数”といいます。
※論理式には真偽(TRUE-真かFALSE-偽)判定する計算式を指定。
※論理式は255個まで指定可能。

引数の説明

  • 引数〔論理式1~255〕:条件式を指定。

複数の〔論理式〕を評価し、それらの条件を全て満たしている場合はTRUE(真)を返し、満たしていなければFALSE(偽)を返します。

AND関数の使い方

このサンプルでやりたいことは、在庫数量が最低在庫数量の20以下になった場合、かつ、販売数量が在庫数量以上の場合に「発注欄」にTRUEと表示する。

上記のサンプルでは、G7セルに以下の関数式を入力しています。

=AND(C7<=20,C7<=F7)

在庫数量は最低在庫数量の20以上ですから条件を満たしません。販売数量は在庫数量以上なので、この条件は満たしています。しかし、〔論理式〕はAND条件で書かれていますので、条件の全てが満たされなければTRUE(真)とはなりません。

従って、結果はFALSE(偽)となります。

これを、OR関数を使って書けば結果は異なってきます。

OR関数は複数の条件のいずれかと一致するかを調べる

OR関数の書式は以下のようになります。

AND関数の「AND」が「OR」になっただけで使い方は同じです。

=OR(論理式1,論理式2,論理式3,…,論理式255)
※括弧内に指定する「論理式1,論理式2,論理式3,…」を”引数”といいます。
※論理式には真偽(TRUE-真かFALSE-偽)判定する計算式を指定。
※論理式は255個まで指定可能。

引数の説明

  • 引数〔論理式1~255〕:条件式を指定。

OR関数の場合は、複数の〔論理式〕を評価し、それらの条件の1つでも満たしていればTRUE(真)を返し、どの条件も満たしていなければFALSE(偽)を返します。

OR関数の使い方

AND関数で使用したサンプルですが、先ほどと同じくG7セルに以下の関数式を入力しています

=OR(C7<=20,C7<=F7)

在庫数量は最低在庫数量の20以上ですから条件を満たしません。販売数量は在庫数量以上なので、この条件は満たしています。OR関数では、条件のどれか1つでも合っていればよいので、結果はTRUE(真)となります。

IF関数との組み合わせで真偽ごとの処理を指定できる

AND関数やOR関数は、IF関数と組み合わせることが多い関数です。

IF関数は、「=IF(論理式,真の場合,偽の場合)」と書きますが、この論理式にAND関数やOR関数を使用します。

AND関数やOR関数で複数条件を評価し、その評価結果がTRUEなら〔真の場合〕の処理が実行され、FALSEなら〔偽の場合〕の処理が実行されます。

IF関数と組み合わせて処理を分ける

=IF(OR(C7<=20,C7<=F7),"要発注","")

上記の例では、在庫数量(C7セル)が最低在庫数量の20以下であるか、もしくは在庫数量(C7セル)が販売数量(F7セル)以下であれば、つまり〔真の場合〕は”要発注”と表示し、このいずれにも該当しない〔偽の場合〕は””(空白)を表示しています。

これをIF関数だけで書こうとすれば

=IF(C7<=20,"要発注",IF(C7<=F7,"要発注",""))

このように、IF関数をネストし書きます。

AND関数やOR関数を使わず、IF関数だけでも同様の結果は得られますが、OR関数やAND関数を使って書いた方が、関数式を分かりやすく、間違いにくく書くことができます。

AND関数・OR関数と同じ分類の関数

AND関数・OR関数と同じ系列の関数は以下のページで探せます。

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