AVERAGEIFS関数は複数の条件を満たす数値の平均を求める:Excel関数

AVERAGEIFS関数は複数の条件を満たす数値の平均を求める:Excel関数

AVERAGEIF関数は、複数の条件に一致する数値の平均を求める関数です。

前回とりあげたAVERAGIF関数と似た関数ですが、条件を複数指定できるところや、引数を指定する順番が異なるなど、AVERAGIF関数と違う部分がありますので要注意です。

複数の条件と一致する数値の平均はAVERAGEIFS関数を使う

対応バージョン:Excel365 2019 2016 2013 2010

AVERAGEIFS関数の書式は以下のようになります。

=AVERAGEIFS(平均対象範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2,…)
※括弧内に指定する「平均対象範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2」を”引数”といいます。
※〔条件範囲〕と〔条件〕の組み合わせは127個まで指定可能。

  • 平均対象範囲の「空白セル」や「文字列が入力されたセル」は無視されます。
  • 〔条件〕には、比較演算子(<>,=>,<=)なども指定可能。
  • 〔条件〕指定は、すべてAND条件(〇〇かつ〇〇という条件で、両方の条件を満たすことで成立)になります。
  • 〔条件〕には、ワイルドカード(* 任意の長さの文字、? 任意の1文字)も指定できます。

比較演算子やワイルドカードについては、以下の記事で解説していますので参考に。

引数の説明

  • 第一引数〔平均対象範囲〕:平均を求める範囲。〔平均対象範囲〕から〔条件範囲〕と〔条件〕で平均の対象となる値を取り出す。
  • 第二引数〔条件範囲〕:第三引数の〔条件〕によって検索される範囲。
  • 第三引数〔条件〕:〔条件範囲〕の中を検索する値もしくはセル。

AVERAGEIFS関数で複数条件に合う数値の平均を算出

実際のサンプルでAVERAGEIFS関数の使い方を説明します。

AVEREGEIFS関数の使い方

上の画像のD3セルからD9セルに入力してある利用金額から、男女別に支店別に平均を求めています。

例えば、東京支店の女性の利用金額平均を求める場合は、平均を算出したいE12セルに以下のように関数を入力します。

=AVERAGEIFS
($D$3:$D$9,$B$3:$B$9,”女”,$E$3:$E$9,”東京支店”)

第一引数の〔平均対象範囲〕は、平均値を求めたい値が入力されたセル範囲を指定しますので、サンプルではD3:D9の利用金額を指定します。

次に、第二引数の〔条件範囲〕には、検索の対象となるセル範囲を指定しますので、ここではB3:B9の性別を指定します。

最後に、第三引数の〔条件〕には、〔条件範囲〕から女性を検索しますので、”女性”を指定します。文字列を指定する場合は、文字列の前後にダブルクォーテーション(””)を付けます。

以下同様に、支店名から東京支店を検索すれば、女性で東京支店の会員の利用金額平均を求めることができます。

なお、セル番号の先頭に”$”マークがついていますが、この書き方は「絶対参照」という書き方です。これに対して、”$”が付かない通常の書き方を「相対参照」といいます。

相対参照の場合、数式を含んだセルをコピーすると、セル参照がコピー先の位置に合わせて変更されます。しかし、どの数式からも同じセルを参照したい場合では、セル参照が変更されては困ります。それを防ぐためには、セル参照を絶対参照(セル番号に”$”を付ける方式)にしておきます。そうすることで、数式をコピーしてもセル参照が変更されなくなります。

AVERAGEIFS関数でエラーになる場合

AVERAGEIFS関数で平均を求める際、対象データがない場合ではエラー「#DIV/0」が表示されます。このエラーは「0で除算した」場合に表示されますが、このままでも計算結果に間違いはないので、見た目さえ気にしなければ特に問題はありません。

しかし、自分以外の人も利用する場合では、Excelが表示してくるエラー表示を、もっと分かりやすい適切な表示にした方が良い場合もあります。

そういう場合は、=IFERROR関数を使いエラー表示をコントロールしましょう。


AVERAGEifS関数のエラー表示を変更する

=IFERROR(AVERAGEIFS
($D$3:$D$9,$B$3:$B$9,”女”,$E$3:$E$9,”仙台支店”),”該当なし”)

=IFERROR(セル,エラー時の処理内容)が書式ですが、引数〔セル〕の場所には、関数式も指定できます。

そこで、IFERROR関数の第一引数にAVERAGEIFS関数を指定し、第二引数の〔エラー時の処理内容〕に文字列の”該当なし”を指定しています。

これにより、サンプルのようにエラーとなった場合に、該当セルに”該当なし”と表示できます。

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