SUMIF関数は検索条件に一致するセルの値を合計するときに使う:Excel関数

SUMIF関数は検索条件に一致するセルの値を合計するときに使う:Excel関数

Excel関数のSUMIF関数は、指定したセル範囲のなかから、検索条件で指定された条件に合致するセルを検索し、検索条件に合致したセル範囲の値を合計します。

実務では、例えば、日にちごとの商品別売り上げから、商品別に合計を算出するような業務での利用が考えられます。

SUMIF関数は検索条件に一致するセルの値を合計する

対応バージョン:Excel365 2019 2016 2013 2010

SUMIF関数の書式は以下のようになります。

=SUMIF(セル範囲,検索条件,合計範囲)
※括弧内に指定する「セル範囲,検索条件,合計範囲」を”引数”といいます。

なお、セル範囲の合計を求める関数にSUM関数がありますが、SUM関数は指定したセル範囲を単純に合計する関数なのに対し、SUMIF関数は条件を指定することで合計する範囲を絞り込むことができます。

まず、サンプルでSUMIF関数の使い方をみていきます。

下記のサンプルは、家具屋さんの日付別商品別売上台帳です。この売上台帳から商品別に数量と売上金額の合計を表示しています。

商品別に数量と売上金額を合計

SUMIF関数の解説

第一引数のセル範囲:=SUMIF($C$3:$C$7,まで

第一引数のセル範囲には、検索範囲を指定します。

上記のサンプルでは、商品名で検索するのでC3:C7までが検索範囲です。商品を特定できれば良いので、商品名のかわりに商品コードでもかまいません。その場合は、B3:B7と指定します。

なお、C3:C7の先頭に”$”マークがついていますが、この書き方は「絶対参照」という書き方です。これに対して、”$”が付かない通常の書き方を「相対参照」といいます。

相対参照の場合、数式を含んだセルをコピーすると、セル参照がコピー先の位置に合わせて変更されます。しかし、どの数式からも同じセルを参照したい場合では、セル参照が変更されては困ります。それを防ぐためには、セル参照を絶対参照(セル番号に”$”を付ける方式)にしておきます。そうすることで、数式をコピーしてもセル参照が変更されなくなります。

第二引数の検索条件:=SUMIF($C$3:$C$7,“=椅子”,まで

第二引数の検索条件には、合計を求める条件を指定。

上記のサンプルでは、「椅子」の合計を求めるので「”=椅子”」を検索条件に指定しています。

検索条件を記述する場合は、比較演算子(=など)を使い、どういう条件なら合計の対象とするかを指定します。利用できる比較演算子は以下の種類があります。

比較演算子 意味
= 等しい
> より大きい
< より小さい
>= より大きい、もしくは等しい
<= より小さい、もしくは等しい
<> 等しくない

上記のサンプルの検索条件に商品コードを指定した場合、「=SUMIF($B$3:$B$7,”< 200″,(商品コードが200よりも小さい)」としても、”=椅子”と同じ結果になります。

検索条件にワイルドカードを使い、あいまい検索を行うこともできます。

よく使われるワイルドカードには以下のものがあります。

ワイルドカード 意味 使い方
* 1文字以上の文字列 “A*” Aで始まる文字列
“*A” Aで終わる文字列
“*A*” Aを含む文字列
? 1文字の文字列 “A?” Aで始まる2文字
“?A” Aで終わる2文字
“?A?” Aを含む3文字

下記の例は、検索条件にワイルドカードを使用したものです。

例では、検索条件を「”=ソファー”」の代わりに、ワイルドカードを使い「”=ソ*”」としています。”ソ”で始まる文字列を検索し合計を算出する例です。

検索条件にワイルドカード

第三引数の検索条件:=SUMIF($C$3:$C$7,”=椅子”,$F$3:$F$7)まで

第三引数には合計の対象となる範囲を指定します。サンプルの場合は、F3:F7までの範囲です。

SUMIF関数のいろいろな使い方

SUMIF関数の検索条件に日付を指定したい場合があります。

月の売上台帳などから「〇月〇日」の売上を調べたい場合では、日付を入力すると該当する日にちの売上金額を表示できれば便利です。

検索条件に日付を指定

この例では、売上台帳のなかから指定した日付の売上金額を集計して表示しています。

指定した日付の合計を求めたいF10セルに以下の数式を入力します。

=SUMIF($A$3:$A$7,”=2021/5/1″,$F$3:$F$7)

第一引数には日付欄のA3:A7を指定。第二引数には条件となる日付2021/5/1を指定。第三引数は合計の範囲を指定します。

これで、売上台帳の中から”5/1″の売上が集計されF10セルに表示されます。

なお、第二引数の比較演算子”=”を”<>“に変更すれば5/1以外の売り上げを集計する意味になります。比較演算子の組み合わせを変えることで、いろいろな条件での検索が可能です。

日付の条件がうまくいかない場合

SUMIF関数の検索条件に日付をしても、うまくいかない場合があります。

下記のサンプルは、日付入力欄(C10セル)に日付を入力することで、指定された日付の売上合計を表示します。日付を自由に変更できるので、より実用性は高くなります。

検索条件にセル内の日付を指定

あらかじめセルに入力されている日付(ここではC10セル)を検索条件に指定した場合ですが、このサンプルの数式のように記述すれば、該当する日付の合計を求めることができます。

=SUMIF($A$3:$A$7,“=”&C10,$F$3:$F$7)

間違いやすいのは、第二引数の「”=”&C10」を「”=C10″」と書いてしまうことです。

これでは、「C10と等しいもの」を検索するという意味になり、本来の目的は達成できません。

セル内の日付を検索条件に指定する場合は、「”=” & C10」と書くのが正解です。比較演算子の”=”とセル(C10)を&演算子で結合して使用してください。

間違いやすい箇所なので、覚えておくと良いでしょう。

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